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野菜ソムリエみどりさんの野菜の話

トマトの生命力のヒミツ
2010/08/04
2010/07/28
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野菜ソムリエみどりさんの野菜の話

 

デミ姐の野菜の師匠であり、デミ姐屋最高顧問のみどりさんが教えてくれる

とびきりの『野菜』のお話です。

 
 
  みどりさん PLOFILE
 

 北海道在住

 北海道が大好き !
 そして食べることが大好き!!

 2つの大好きが重なって

 「北海道フードマイスター」になりました 。

 おいしいものに触れる機会を増やすため

 に、野菜ソムリエにもなりました。

 

 日々おいしいものに囲まれていたいが

 ために、菜園では、いつのまにか100品

 種以上の作物を育てています。

 

 おいしいものを食べたときに、ゆるんだ

 ほっぺから生まれる、みんなの笑顔が

 大好きです。

 
 

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ダイコンの話

 

 

 

 
 

7.トマトの着果のヒミツその1

 
 
トマトの着果のヒミツ
 

前回はトマトの受粉の様子について触れてみました。

 

では受粉をしなかった花はどのようになるのでしょうか。
答えは今回の画像のとおりなんです。

 

受粉しなかったトマトは、花の付け根のジョイント部分から、
ポロっと落ちてしまうのです。

 

では、受粉をした場合だけ花は落ちずに
なぜ実がなるのでしょうか。

 

受粉したトマトの柱頭部分では植物ホルモン「オーキシン」が作成されます。
受粉によりオーキシンが作成されると、トマトの花の子房部分に
これまたオーキシンが生成されます。
子房内のオーキシン濃度が高まると、茎の花柄の部分から、
どんどんと養分を集めてきてくれます。
これによりトマトの実が大きくなるんですね。

 

受粉しないことで、子房内のオーキシン濃度が、
茎の部分よりも少ないとき、トマトは、栄養を実の方に送ることを
やめてしまい、ジョイント部分にある離層をくびれさせ、
先端の花を落としてしまうのです。

 

トマトも効率的に栄養を回せるように考えて生きているんですね。

 

次回もそんなトマトの着果のヒミツにせまってみます。

 
 

6.トマトの花のヒミツ

 
 
トマトの花のヒミツ
 

トマトは家庭菜園でも人気の野菜であり、

プランターでもミニトマトをつくる方も多く、花を見かける方も多いのではないでしょうか。

 

トマトを始めナス科の花の多くは同じような花を咲かせます。
そんなナス科の花の中でも、受粉には虫がいない状況でも可能なわりには、
虫にも目立つ黄色い花を咲かせているのがトマトさんです。

 

そんなトマトの花を分解してみましょう。

 

まずは外側から五枚のがくの部分があり、
そのがくの部分は大きくなってトマトを食べるときにも見ることが可能です。
がくの内側には五枚の花弁(はなびら)。
そしてその内側には5つのおしべが見られます。

 

花びらもおしべも、トマトが熟すころには落ちてしまって名残は無くなってしまいますので、ぜひ花が咲いているうちに見てみてくださいね。

 

そしておしべの内側にひとつだけ長くピノキオの鼻のように(?)
突き出ているのが、めしべの柱頭部分です。

 

下を向いて咲いた花のおしべたちが、振動により花粉を振りまき、落ちたところへ、
まん中にある柱頭部分がちょうどあるという構造です。

 

虫がいない環境でも揺れるだけで受粉ができる、
ナス科の花の構造はよくできていると思いますよ。

 

ただし受粉をするためには、ほどよく花粉ができなくてはいけません。
温度が高すぎると花粉は粘りを出して落ちにくくなったり、
温度が低すぎると花粉そのものがつくられにくい状況になります。

 

ハチが来ても、ブンブン丸で揺らしても、
花粉ができなかったり花粉が粘ってたりすると、
受粉できないこともあるんですね。

 

受粉できない時でもトマトをならす(着果させる)ことも
できたりします。そんなときに使われるのがトマトトーン。

 

次回にはそんなトマトの着果のヒミツにせまってみます。

 
 

5.トマトの特性のヒミツその3

 
 
トマトのヒミツ
 

今回は、トマトの受粉のヒミツにせまります。

 

原産地の気候が、トマトの水分補給の生態に影響を与えてきたことに
前回まで触れてきました。

 

今回は、トマトの原産地が、その生命の子孫伝達方法に与えた特性です。

トマトの原産地は、とても高地にあり、虫の少ない環境でトマトは育ちました。

トマトも花が咲き、花粉が柱頭について受粉し、実を大きくして種をつけ、
その種で子孫を残す植物です。

 

さて、トマトはそんな虫の少ない地域でどのように受粉をしてきたのでしょう。

 

現在、トマトの栽培農家の方々は、マルハナバチなどを利用して、
虫で受粉させる方法を行っている方々が多いですが、
これ、ハチが花粉を運んで受粉しているわけではないのです。
(誤解を招かないようにすると、ハチが花粉を運んでの受粉もします)

 

実はトマトさん、虫がいなくても受粉ができる方法を考えました。

 

虫が来なくても「揺れる」ことによって、その振動で花粉が落ちて、
柱頭につくようになっているのです。

 

ハチが花にやってきて受粉するのも、
ハチが花にとまった時に、花が揺れてその時に花粉が落ちて、
その花粉が柱頭につくんですね。

 

虫がいなくとも、揺れることで受粉することを選んだトマトさん。

 

現在のトマト農家さんでも、「人工振動」によって受粉させている農家さんもいるんです。
そんな農家さんを助けるグッズに、「ブンブン丸」なる電動振動機があるんですよ。

 

あなたも、トマトと一緒に揺れる気分を味わってみませんか?

 

次回はそんなトマトの花のヒミツにせまってみます。

 
 

 4.トマトの特性のヒミツその2

 
 
トマトの生命力のヒミツ
 

今回は、トマトの生命力のヒミツにせまります。

 

前回、トマトの水分補給が茎から生えてくる細かい毛で行われることに触れました。

トマトを育てているときにも、実はこの特性を利用することができます。

 

畑の土に栄養が足りない時、肥料を土から吸わせるよりも、
地上部全体に、液体の肥料を混ぜた水を吹きかけると、
そこから栄養を吸い込んだりもします。

 

また別の機会に触れますが、葉面散布(ようめんさんぷ)という、
葉っぱから、栄養を吸わせてあげることで、
トマトさんたちに足りない栄養を与えることもできるんですね。

 

それから、トマトの驚くべき生命力を、
この水分補給の仕組みから見ることができます。

茎の表面に生えている毛が水分を補給しているのは、
まさに、普通の植物が根から水を吸い上げているのと同じだと思いませんか?

なんと、トマトさん、細かい毛がどこからでも出ているように、
トマトの茎はどこからでも根を出すことができるんです。

 

トマトを育てるときに、茎と葉の間から伸びる「わき芽」というものを取るのですが、
このわき芽を、一定の条件下で土に埋めておくと、あら不思議!
茎から勝手に根を出して、それが新たにトマトとして成長していくんです。

 

気候条件さえ整って行けば、まるでクローンのように、
トマトのわき芽からトマトが育ち、そのわき芽からまたトマトがそだち・・・
と順に同じトマトをつくり続けたりすることができるんです。

 

今回の画像、よく見ていただくと、
右下の部分など茎から細かい毛がでているのがわかりますが、
その一部に太くて白いものが見えますか?
これは、茎から根が伸びている状態です。
そのそばにも茎の表面がぼこぼこと盛り上がっているところも見えますが、
これもまさに根が出ようと膨らみ始めているところです。

 

雨の少ない気候で生まれ育ったトマトさん、
いつでもどこでも水が吸い上げられるように苦労して身に付けた特性なんですね。

 

この水分を吸い上げる貪欲さが、トマトの生命力になっているんだと思います。

 

次回もそんなトマトの特性のヒミツが続きます。

 
 

 3.トマトの特性のヒミツその1

 
 
トマトの特性のヒミツ
 

今回は、毛むくじゃらのトマトのヒミツにせまります。

 

トマトの茎の表面をよく見ると、細かい毛に覆われています。
特に苗の内にその特徴を見ることができるのですが、
今回はこの毛のヒミツにせまってみましょう。

 

トマトの原産地は南米のアンデス山地。
ごつごつした岩山で、降水量も少ないこの地域で育ったトマトは、
成長するための水を得るために、その毛むくじゃらの身体を利用しました。

 

雨が少ないこの地域、さらに保水性の少ない岩山状態で、
トマトは根をはり巡らせても必要な水分を得ることは困難でした。

 

雨は降らない、地面に水分を含んでもいられない・・・。
これではトマトも枯れてしまいます。

 

そんなアンデス山地でも、唯一の水分が、雨からでも地面からでもなく、
霧の中にありました。
昼間の高温で高地として乾燥する気候も、
夜温は下がり、霧が発生してくる状況にあります。

 

トマトにとっては、この霧こそが、唯一の水分補給手段。
朝露でしっかりとした水滴を待つよりは、
その毛むくじゃらの身体に水滴を少しでもつけることが、
トマトが枯れないためには必要だったんです。

 

水分補給を必死に行うために、その毛むくじゃらの身体を利用したトマト。
苗のうちから、しっかりと細かい毛におおわれているのは、
水分の少ない環境でも、水を補給するためのトマトの知恵の結晶だったのです。

 

次回もそんなトマトの特性のヒミツが続きます。

 
 

 3.素性のヒミツ「トマトってこんな野菜」

 
 
トマトの素性
 

トマトってこんな野菜。

トマトの3回目は、トマトの素姓のヒミツです。

 

トマトは、ナス科トマト属に分類される野菜です。
学名を「食べられるオオカミの桃」という意味で
Lycopersicon esculentum Mill.
と言います。

 

こんな学名を利用して、北海道の鷹栖町(たかすちょう)では、
オオカミの桃」というブランド名でトマトジュースがつくられたりもしています。

 

今ではたくさん私たちが食べるトマトも、
最初は、オオカミが食べる桃として位置づけられるくらいの存在だったんですね。

 

そして、トマトの原産地は南米のアンデス山地。
このアンデス山地特有の風土や気候には、
ごつごつした岩山で、降水量も少なく、虫も少ないといった特徴があります。

 

そんな原産地の特徴が、トマトのいろんな特性に今でも反映されているのです。

 

次回はそんなトマトの特性のヒミツにせまります。

 

 

 2.「正解は・・・」

 
 
トマト
 

 さて、今回のテーマ野菜は・・・

前回のヒントからたどってみましょう。

1.色は、赤、黄、緑、橙、桃、黒などなど、いろんな色があります。

 

→基本、よく知られたのが真っ赤な色。
 そしてミニの品種でよく見る黄色い色。
 完熟しても緑色の品種もありますね。
 ミニ品種ではだいだい色も見かけたりします。
 桃色は、赤と思っている私たちがよく食べる品種の色です。
 そして、赤が濃く黒っぽい色になる品種もありますね。

 

2.昔は毒があると思われていました。

 

→もともとアルカロイドをよく含む品種で、
 完熟するまでにはその成分も強いです。
 そして、原産地からヨーロッパに広がった時点では、
 その真っ赤な色が毒々しく見えて、有毒野菜と思われていました。

 

3.愛に関係があります。

 

→別名は「愛のリンゴ」です。

 

4.市場での取り扱い金額はナンバー1の野菜です。

 

→私たちがよく購入する野菜ということですね。

 

5.もちろん、デミ姐屋でも人気商品です。

 

→「飲食店向け北海道2010○○○ブック」までつくっちゃいました。

 

そう、これらヒントから導かれるのは・・・

私たちもきっと一番食べているだろう野菜さん・・・

トマトです。

 

次回以降、トマトのいろんなヒミツに順次せまっていきますね。

 
 

1. 「さてこの双葉はなんの赤ちゃん?」

 
 
双葉
 

さて、前回でダイコンも終わり、今回から第6弾の野菜さんです。

 

今回も、画像とともにクイズにしてみましょう。

 

我が家の畑に野良生えしてきた、この双葉さん。
いったい何の野菜かわかりますか?

 

ちなみに野良生えとは、前年に落ちた実から種がこぼれ、
それが勝手に生えてくることです。


ヒントは以下の5つ!
みなさんはわかりますか?

 

1.色は、赤、黄、緑、橙、桃、黒などなど、いろんな色があります。

2.昔は毒があると思われていました。

3.愛に関係があります。

4.市場での取り扱い金額はナンバー1の野菜です。

5.もちろん、デミ姐屋でも人気商品です。


 

正解は次回のコラムで。

 

次回から、そんな野菜さんのヒミツにあらためて触れてみましょう。

 

 
 

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私がデミ姐です

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デミ姐
大阪生まれの大阪育ち。
新鮮な野菜を見ると興奮する野菜フェチ。野菜だけでなく、同じ商品でも作る人の思いによって味に大きな違いがあることを知ってしまってから、中途半端なお金の使い方をやめた。ホンモノを求め、それをひとりでも多くの人に紹介することを天命と感じて西へ東へと奔走する日々。そんな日常を綴ったブログはこちら。

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